藤島ジュリー氏は、旧ジャニーズ事務所の創業者の性加害問題を受けて社長を辞任し、去年10月、すべての関連会社についても代表取締役を降りるとしていました。
「SMILE-UP.」によりますと、その後、ことしの5月から8月にかけて、音楽の権利を管理する「ブライト・ノート・ミュージック」や、音楽や映像ソフトを製作・販売する「MENT RECORDING」と「グルーヴ・ミュージックカンパニー」、それにコンサート制作やチケット販売を行う「ヤング・コミュニケーション」の4つの関連会社について、代表取締役会長から退任したということです。
この結果、「SMILE-UP.」の代表取締役にはとどまるものの、役職のある関連会社はなくなったということです。
一方、藤島ジュリー氏が関連会社の代表取締役会長にとどまっていた間の役員報酬は支払われていたとしたうえで、「SMILE-UP.」はNHKの取材に対し、「後任の経営者を決定次第、すべて代表取締役から退任する方向で対応を進めていました。役員報酬は後任への引継ぎのための業務に応じて支払っていました」と説明しています。
そして「退任以前から経営には関与しておらず、グループ会社の個々の株主構成などの詳細は公表していませんが、株主配当については無配当となります」としています。