およそ160の国と地域が参加する大阪・関西万博は、大阪 此花区の人工島・夢洲を会場に、来年4月13日から10月13日までの半年間、開催されます。
会場では、開幕に間に合うよう、参加国や企業などがみずから建設する70余りのパビリオンや、世界最大級の木造建築物となる「大屋根リング」の工事がピークを迎えています。
このうち、会場のシンボルとされる「大屋根リング」は、ことし8月に会場を囲むリングがつながり、現在は、エレベーターを取り付ける工事や芝生の整備などが進められ、来年2月までには完成する計画だということです。
一方、万博の前売券の販売状況は低調で、実施主体の博覧会協会によりますと、目標としている1400万枚に対し、今月9日時点の販売実績はおよそ714万枚と、目標の半分程度にとどまっています。
13日からは、来場する日時の予約が始まるほか、繁忙期ではない時期に予約なしで入場できる紙のチケットも、コンビニなどで販売されますが、どのようにして全国的な関心を高め、集客につなげるかが大きな課題となっています。