東京 目黒区の「目黒のさんま祭」は、地元の町内会や商店街などが毎年この時期に開いています。
新型コロナの影響で中止となった時期もあり、おととし再開して以降は、混雑対策などから事前の抽せんで当選した区民にサンマがふるまわれています。
会場となった目黒区の公園には13日、友好都市の宮城県気仙沼市から水揚げされたばかりの新鮮なサンマが届けられ、次々と炭火で焼いた魚を家族連れなどが口にして、秋の味覚を楽しみました。
ことしは1500人の枠におよそ1万8000人の応募があり、倍率は12倍にのぼるほど人気だったということです。
家族で訪れた36歳の男性は「初めて抽せんに当たりました。去年はサンマが高くて、あまり食べられなかったので、立派なサンマが食べられてうれしいです」と話していました。
実行委員会の藤森昇委員長は「サンマをおいしく食べてもらうのが一番の喜びです。落語のとおり、サンマと言えば目黒にしたい。今後も気仙沼市との交流を深めていきたいです」と話していました。